7月 26th, 2016

料金改定により新発行された2円の普通切手

2014年(平成24年)4月、郵便料金の改定がなされました。1994年以来ながらく、封書の最低料金は80円、はがきは50円でしたが、消費税が5%から8%に引き上げられたことに伴い、封書の最低料金およびはがきの郵便料金はいずれも2円の値上げとなりました。そして、この改定に合わせた新しい普通切手も登場しました。もちろん、80円切手や50円切手、また額面50円の官製はがきが手元に残っている場合には、わざわざ新しい郵便料金の切手やはがきを買うのではなく、追加分の切手を貼付することにより、そのまま利用することができます。こうしたことから「2円切手」という少額切手の存在が大いに重要性を増すこととなりました。

さて、この少額切手ですが、2002年に一旦は販売が終了していたという点はあまり知られていないようです。それまで長年にわたり、黒を基調とした背景に秋田犬の描かれたものが販売されてきました。ですが、この少額普通切手は利用される機会も少なく、必要が生じた場合でも1円切手を2枚使えばよいということで、引退を余儀なくされたわけです。しかし、このたびの料金改定により、この少額切手に活躍の場が訪れることとなりました。かつての秋田犬にかわる新しい図案として採用されたのは、薄紫色を基調とした背景に描かれた白いウサギ(北海道に生息するエゾユキウサギ)です。ところで、このような料金改定と新しい普通切手の登場の際に、「2円切手を所定の料金分、すなわち26枚貼りつけて、絵はがきなどの私製はがきを送ってみよう」と考えた人もいたようです。では、そのようなことは実際に可能でしょうか。基本的に言って、郵便物に貼りつける切手の枚数に制限はありません。ですから問題は、サイズ的に可能かどうか、ということになります。日本の普通切手のサイズは、縦が25.5ミリ、横が22ミリです。また、官製はがきのサイズは縦148ミリ、横100ミリです。絵はがきなどの私製はがきもこれに準じたサイズである必要があり、縦は140から154ミリ、横は90から107ミリでなければならないと定められています。これに基づき計算すると、はがきを縦にした状態で、切手を横向きにして貼りつければ、最大28枚まで貼付可能です。26枚でしたら余白がいくらか生じますので、そこに宛先の住所や氏名を明記すれば「送ることは可能である」という結論になります。

なお、「2円のはがきを26枚張る事は可能か?」という疑問も生じるかもしれません。1948年から約3年間、はがき料金が2円だった時代があります。そのはがきを26枚どこかに張りたいと思うのであれば、それだけの枚数分の面積、すなわち4,000平方センチほどの面積が確保できれば、望む場所に張る事は可能です。

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。 TrackBack URL

コメントする